校章・校訓・校歌

○ 校 章


 沿革誌によると、昭和22年4月に本校の福島貞司教諭の創案によるもので、当時の江差町上野助役、輪島校長の裁定により制定されたとある。


○  校 訓

                                 無限求真 和気藹藹
  沿革誌によると、昭和25年の暮れ、当時の北海道知事 田中敏文氏に本校の福島貞司教諭が直接会い、学校の講堂に掲げる額書を依頼したおりに、当時の知事の施策であった「和気藹藹」とすることで一致し、大書することにしたとある。
   一方「無限求真」は、昭和30年に習字教育指導に来校された、日書展審査員の藤田讃陽氏に、校歌の句言から「限りなく真理を求める」という意味での揮毫を願った。


○ 校 歌

【校歌制定の経緯】 
 校歌の制定作業は学校開設や校章、胸・襟章などの制定と平行して、福島貞司教諭が一般町民よりの募集をも考慮しながら推進していた。輪島校長は、「清新(せいしん)にして、なじみやすく、うれしい時も手をたたき、拍子を取って楽しく歌える」ような校歌にすべく、上京した折、友人を介して菊田一夫氏に作詞を依頼し、快く引き受けてもらった。当時、同氏は「トンガリ帽子の赤い屋根」がNHKのヒット番組になり、多忙を極め、いたずらに時が流れたため、やむなく、以前から作詞を続けてきた福島教諭の原詩を職員で構成する文化委員会(文化部)において検討。これを「校歌」として認定し、本校教諭の菅原憲明氏に作曲を依頼して制定した。原作詞にあたっては、江差の風光の固有名詞を用いずにうたい、この郷土の歴史の豊かさを示し、学問の真理探求を掲げ、人間としての在り方をうたい、新時代にふさわしい生徒像を掲げたものとして完成した。